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2009年07月21日

霞流一『ロング・ドッグ・バイ』

   

タイトルからしてレーモンド・チャンドラーの『長いお別れ』に掛けているし、全体にこんな言葉遊びのようなユーモアがちりばめられています。
なので、楽しい話ではあるのですが、読み応えはありません。
言葉遊びもちょっと多すぎて、途中でうんざりしてきた感も…。

犬が探偵として活躍して事件の謎を解く。
アイデアとしてはいいと思うんです。
作者も犬を飼っているだけあって、犬に関するうんちくなどは正しいし。
でもねー、やっぱり犬ということで、行動範囲とかできることが限られているので、その辺の制約を取っ払えないのが苦しいところ。
“これくらいは頑張ればできるかもね、確かに”という行動ではあるのですが、その説明がまだるっこしくて話に入り込めなかったりします。
たとえば、ある大木の上のほうの枝を調べるときに、人間なら1行で済んでしまうこと(たとえば「梯子を掛けた」とかね)を“こうしてああして、次にこうしてああやってこうやって木に登り”みたいに説明してあるんです。
その説明の部分も楽しむべきなのかもしれないけれど、私には単にまだるっこしいだけでイライラしてしまいましたw

犬の限られた能力の範囲で「よく頑張ったな」「頑張って話を作ったなあ」という努力はわかるんですけどね〜。
それと、会話文が多すぎ。
犬同士で話しているところ、「」「」「」の連続。
感情表現にしても「人間なら頬を赤らめているところだ」とか「人間なら汗をかいているところだ」とか、確かに犬は顔を赤らめたりしないし額に汗をかいたりもしないけれど、そうやっていちいち書かれるとねー。
興ざめというか。
いっそのこと、もっと擬人化して書いてくれたほうが入り込めるのにな。
ラベル:霞流一
posted by にこU・x・U at 19:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 本・CD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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