芥川受賞作ということで、気になって読んでみました。
なかなか面白かったです。
☆でいうと4つかな。
もう一遍の『貝からみる風景』もよかった。
こちらは☆5つ。明るくて、楽しめました。
表題作は、面白かったけれど少し暗い気持ちになるので。
楽天のレビューは相変わらず少ないので、あまり参考になりませんが褒めてありますね。
アマゾンのレビューはほとんどが「芥川賞受賞作がこれか?」とか「つまらない」という意見が多くて驚きました。
元々、芥川賞がどういう基準で選ばれているのかも知らないし、芥川賞の作品はこうあるべき、という考えがないせいか、私はそこまで酷評するような内容かな? と思いました。
作家にとっては大事な賞かもしれないけれど、私にとってはそうやって受賞の発表を聞いて知らなかった作家の本を読むきっかけになる、くらいの感覚です。
今回も、それで手に取って正解でした。
読んでいて思ったのは、これは既婚者(ある程度の結婚生活を経験した)こそ共感できる世界かもしれないなーということ。
まだ、結婚していない人にはいくら想像しても本当に理解はできないような気がしました。
人によるとは思うけど。
独身の友人と話していると、“やはり、独身の人は考え方が違うなァ”と思うことがよくあります。
たとえば、クリスマスや誕生日に「旦那さんにプレゼント何もらった?」と聞いてきたり、「結婚してからも旦那さんのためのおしゃれをしなきゃ☆」と言ってきたり。
結婚してもプレゼントを買うという人、おしゃれを惜しまない人もいると思うけれど、既婚者の友達からはまず言われないし、こちらも言いません。
あと、これは私が独身のときの話ですが、ある独身者が友人の既婚者に「綺麗な景色だね〜。今度、旦那さんと来てみれば?」と行ったら、既婚者のほうが「あははっ。まだ、結婚に夢を持っているのね〜」と返していたのが印象的でした。
別にその既婚者の結婚生活は破綻しているとかではなく(笑)
ただ、やっぱり結婚するとそれまでとはどうしても相手との関係などが変わってくるんですよね。
そういうのを毎日の生活で実感している人にこそ、深く考えさせる内容なのかな。
『貝からみる風景』は、本当に素直に楽しかった。
『八月の路上に捨てる』は離婚の話なので、離婚していない身にとってはあまり嬉しい内容でないので…。
関係ないけど、同じような理由で浮気や不倫の話は苦手。
ドラマとかで不倫の話がもてはやされるのとかがすごく意外。
自分の結婚相手に不倫や浮気をされてもいいのだろうか? するわけないと自信を持っているから?
自分がしてみたい?
不倫や浮気でどろどろする話は嫌いなんだよね〜。
昼ドラとかもダメ。
と、話が逸れましたが(^^ゞ
『貝からみる風景』。
主人公の行動や考え方が面白くて、くすくす笑ってしまいました。
なんか、私と似てる(笑)
スーパーの「“お客様の声”コーナー」が気になるところや、焼き豚の買い物であたふたしているところなど。
なんてことない結婚生活の話なんだけど、読み終わってなんとも気持ちいい。
この夫婦、好きだなあ(*^。^*)


